私は、自分の失敗に打ちのめされる思いでした。
そのせいで、胃や腸が痛みだし、心配のあまり、眠れぬ夜が続きました。
「とどのつまり、いくらクヨクヨ悩んでもどうなるものでもないという気持ちになりました。」
そこで不安な気持ちを振り捨てて、目前の事態に対処する具体的な方法を考えだしたのです。
▼第一。まず状況を大胆に分析し、その失敗の結果生じうる最悪の事態を予測しました。
ひょっとしたら、会社から首を切られるかもしれません。
▼第二。生じうる最悪の事態を予測したら、やむを得ない場合にはその結果に従う覚悟をすることです。
首を切られるかもしれない。そんな時は、新しい職場を探せばいい。
生じうる最悪の事態を予測し、その結果に従う覚悟ができると、とたんに重大なことが起こりました。
私の気分は落ち着き、何日ぶりかに安らぎを覚えたのです。
▼第三。これを転機として、最悪の事態を少しでも好転させるように冷静に自分の時間とエネルギーを集中させること。