「ただの気分転換。どうせなら人に喜ばれることがいい。もっとも部下(後輩)に喜ばれているかどうわからないけれど」と言います。
実は、この気分転換はとても効果的です。
自分が不機嫌なときに、その不機嫌を他人にぶつけると情けない気持ちになります。
特に自分より弱い人間に八つ当たりしてしまうと、後味の悪さだけが残ります。
なんだか卑しい人間に思えてくるからです。
幸せな人には、そういった卑しさがありません。
うまくいかないことがあって、自分がちょっとイライラしてきたなと感じると、すぐにのんびりムードに戻ろうとします。
「ああ、ちょっとイライラしているな」と自分で感じるときには、いったん、仕事の手を休めて、誰かと楽しい時間を作ってみようとします。
それができれば、悪感情に囚われずに済んだ自分に自信が戻ってくるからです。
人に喜ばれることをすると、特にそんな気持ちになります。何故なら、気持ちに余裕が生まれるからです。
悪感情に流されず、自分で機嫌のよさを取り戻せるというのは、感情コントロールができていることですから、幸福感を見つけやすい人です。
私たちは自分の感情をコントロールできたなと思うと、大きな自信が生まれます。なんだか自分が一回り大きくなったように感じます。
ひとつだけ確認しておきましょう。
幸せな人だって、自分の感情を努力してコントロールしているということです。
それができるようになったから、みんなに愛されて幸せなのです。