2010年08月16日

■僕の人生に影響を与えた10冊(3)

『風の歌を聴け』を知ったのは大学院1年生のときだった。
実家の新潟に帰省しようと上越新幹線の大宮駅のKIOSKで読み物を物色していた時だ。
なるべく薄くてすぎに読めそうな小説を探していたところ、タイトルに惹かれて『風の歌を聴け』を買った。

それまで村上春樹は知らなかったが、読み始めてすぐに村上ワールドに没入した。
「何を食べたら、こんな文体で書けるんだ?」と思い、「負けました!」といさぎよく僕の負けを宣言した。

『風の歌を聴け』は主人公の<僕>が1970年の夏、海辺の街に帰省し、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。
2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。
青春の一片を乾いた軽快なタッチで捉えた出色のデビュー作、というわけだ。

これと言った事件も起こらず、淡々と10日間あまりを書いてあるだけだ。

その文体、小説の構成方法、全てが僕にとって新鮮だった。


●「赤頭巾ちゃん気をつけて」の「庄司 薫」に少し近いかな、いやいや、やっぱり違うな・・・などと思った。
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●「羊をめぐる冒険」を読んだ時は、「安倍公房」に似ているかな、いやいや、やっぱり違うな・・・・
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ということで、すっかり村上ワールドにはまりすっかりハルキストになってしまうのでした。

ちなみに<僕>と<鼠>を主人公にした物語は4部作なのだが、僕としては4作目の「ダンス、ダンス、ダンス」は認めていない。
<僕>と<鼠>の物語は、絶対にあくまでも「羊をめぐる冒険」で終わりなのだと思うのでした。



●「風の歌を聴け」
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●「1973年のピンボール 」
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●「羊をめぐる冒険」
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