途中、疲れるとリビングに行ってテレビを見た。
この正月のシーズンは僕はお笑い番組が好きだ。
何故ならば、芸人が本来の仕事してコントをやったり、漫才をやってくれるからだ。
最近、お笑い芸人は売れ始めると、すぐにバラエティの司会をやったり、クイズ番組に出たり、コメンティターになったり、政治家になったりする。
僕は漫才で出てきた人は、漫才を見たいし、コントで出てきたグループはやっぱり本筋のコントを見たい。
昔、永六輔さんが、「歌番組の司会をやっている坂本九は嫌いだ。司会などやらずに本来の歌手として、歌番組出てほしい」と言っていた。
いっぽうで良寛和尚は「世の中でつまらないものは、歌人の短歌に、役者の芝居だ」と言っていたような気がする。
本筋路線を極めていくか、副路線に入っていくかは、芸人だけでなく、ビジネスパーソンも悩むのは一緒だ。
たとえば、治験のサイトをやっている僕がジャズやクラシックやミステリーのサイトにかまけてて、本来の治験のサイトやブログを更新しないじゃないか、と言われてしまいそうだ。
北野武の場合は映画監督としての北野武とお笑い芸人としてのビートたけし、と両方に振り子が揺れるので、才能が相乗効果を出していると思う。
でも、僕は北野武ほど、才能が無い。
だったら、どうして治験のサイトを更新しないで、ミステリーのブログばっかり、作っているのかというと、僕の場合は「飽きっぽい」のひとことで済むのでした。
今年も一年、長いけれど、どんなネタにぶちあたるか楽しみだ。