1週間のシミュレーション研修が終わった。
20種類の設定で治験のシミュレーションを作り、ロールプレーをやった。
僕たち講師や先輩モニターが「治験責任医師」役をやったり「治験事務局」の役をやったり、「治験薬管理者」の役をやり、新入社員が「モニター」役をやるシミュレーションだ。
全部で20種類の設定でシミュレーションを作り、ロールプレーをやる。
まだ、GCP等の言葉が口に馴染んでいない新人たちが、悪戦苦闘しながら、今、自分が持っている最大限の能力を発揮できるようになる。
自分のレベルがあからさまに分かる。
そして、目指すべきレベルが分かる。
あとはそのギャップを埋めるために練習、復習を「やる」だけだ。
ただ、「やる」だけだ。
それだけのことだ。
だけど、それが新人たちにとっては「エベレスト」のように「アイガーの北壁」のように感じられる。
僕たち講師は下から、彼ら・彼女らをサポートする。
この1週間のシミュレーションにつきあってくれた先輩から新入社員の印象を聴く。
なかには、「まだ力不足」とか「第一印象が良くない」、「落ち着きが無く、話しが整理されていない」など等の印象を持たれる新入社員もいる。
その先輩モニターの印象を新入社員をフィードバックする。
フィードバックを行っているうちに泣き出す新入社員もいた。
泣いてもいい。
その悔しさをバネにスーパーモニターになって欲しい。
泣きながら「次回の私を見てください」と言ってくれた新入社員もいた。
そう、それでいいんだよ。
転んだ痛みを明日の夢に繋げる。
ただし、起き上がるのは自分の意志だ。
きみたちの明日を信じているよ。
●●●『ホーライの独り言』(50代サラリーマンの独り言)●●●
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『ホーライの独り言』(50代サラリーマンの独り言)
●●●『ホーライの3行日記』(僕の1日なんて3行で十分さ)●●●
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