僕は小説家としてデビューしたての頃から(つまり大学3年生の春の「風の歌を聴け」の頃)、村上春樹の熱狂的なファンで、全て、著作は読んでいる。
そして、これまた、僕がクラシック音楽とつきあい始めた(つまり大学1年生の春の東京薬科大学ハルモニア管弦楽団に入部しあ頃)から、小澤征爾のファンで、何回かコンサートに行って、心酔している。
その二人が、なんと!音楽についての対談をしている本が出たのだ。
これは、村上ファンにとっても小澤ファンにとっても奇跡的に嬉しいことだ。
村上春樹の小説の中にはよくジャズやクラシック音楽のネタが出てくる。
たとえば、ピアニストのグレン・グールドを知ったのは「風の歌を聴け」というデビュー作に出てくるからだったし、ジャズのスタン・ゲッツが好きなのは、彼を「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」という小説の中に出てくるからだ。
また、小澤征爾は自叙伝「僕の音楽武者修行」という本を出している。
小澤征爾さんのコンサートは、新日本フィルオーケストラでブラームスの交響曲第4番を聴いたのが初めてだった。
クラシック音楽の指揮者には2つのタイプがあり(と僕は思っている)、カラヤンのようにレコードを聴いたほうが美しい指揮者と、小澤征爾さんのように、圧倒的に生のコンサートが素晴らしいタイプに分かれる。
この対談集は小澤ファンから見たら、「村上春樹」の発見に繋がるし、村上春樹ファンにとっては「クラシック音楽と小澤征爾」体験ができる。
だから、小澤征爾ファンも村上春樹ファンも、是非、買って読むべきだ。
もちろん、とっても貴重な時間を与えてくれる。
と〜〜〜っても、面白い本なので、クラシック音楽も聴かないし、村上春樹の本を読んだこともない人にも心ワクワクする本になっているので、超おすすめの本です。
さ、今すぐ、買って、むさぼり読もう!
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