僕の母も11月の末に突然、脳梗塞で半身不随と言語障害になった。
今日と言う日がまた同じように来るとは限らない。
いや、むしろ、今日という日は二度と来ないと思ったほうがよい。
普段の何気ない日々がどれだけ幸せなのか、僕たちはしっかりと理解していない。
一瞬の後に、僕も言葉が理解できず、右手、右足が思うように動かなくなることも十分にありうる。
この平凡な日々の本当の大切さを僕たちはもっと認識すべきだ。
世界が明日もまた今日と同じ日が来ると約束してくれないなら、僕たちはどう生きればいいのか?
それは、「ただ今を賢明に、懸命に生きる」ことしかない。
いつ、何があっても悔やまないように、今、この瞬間を生きる。
明日の朝を『普通に』目覚められたら、感謝すべきだ。
家族と交わす他愛のない会話。
同僚との冗談。
テレビがあり、ラジオがあり、ネットがあり、電車もバスも普段どおりにある世界が明日もあるとは限らない。
何があっても、その中でどうすれば生きがいを見つけられるのか、柔軟に対応しよう。
明日も今日と同じ日が来ると世界は約束してくれていないのだから。