「もう三十代だもの、今から新しいことに挑戦したり勉強したりなんて、とても無理だ」
そういった、いわば諦め半分の気持ちで毎日を過ごす人は、たとえ大きな不満は無くても自分を幸せだと思いません。
むしろ、既に先の見えてしまった不幸な人間だと思ってしまいます。
仕事でも勉強でも、毎日続けることで、昨日の自分より今日の自分は着実に進歩しています。
そのことになかなか気がつかないというだけで、少しずつよくなっているのは本当のことです。
たとえばひとつの仕事を3年続けてきたとしましょう。
最初は覚えるだけで精一杯だったのに、今ではほとんどのケースに自分の判断で対応できるようになっているはずです。
ということは、基本的なことを覚えただけでなく、応用できるようになったということです。
けれどもその実感が湧きません。
仕事には時間の制約があり、しかも毎日たくさんの量をこなさなければなりませんから、右から左にテキパキと片付けていくだけのことです。
それが実は3年前の自分から見てどれほどすごいことなのか、気がつく人はめったにいません。
でも、素直な気持ちになって考えてみると、そこから大きな可能性を引き出すことができます。
それは、今から何を始めても、3年後には想像もつかないようなレベルに達しているということです。
この3年間、コツコツと毎日の仕事を続けてきたように、今から新しい仕事や勉強に取り組んでそれを続けていけば、今とまったく違う自分になっているということです。
これは、私たちはいくつになっても日々、成長することが可能だし、大きく変化することも可能である、という証拠です。
ラベル:成長する方法