一日一日の成長といってもほんのわずかに過ぎませんし、うまくいかない日もあるからです。
それでも、長い時間で振り返れば確実に、しかも大きく成長していることは事実なのですから、どんなにわずかでも毎日、積み重ねてきたものがあるはずなのです。
ですから、自分は「成長しているんだ」と信じることも大切です。
たとえわずかであって、今日の自分は昨日の自分より良くなっている。明日の自分は今日の自分よりももっと良くなっている。
そういう信じる気持ちがとても大切になってきます。
なぜなら、一日一日の成長を信じるだけでも、幸福感が生まれるからです。
昨日より良くなっている自分、明日はもっと良くなっている自分を認めることは、とても幸せなことだからです。
そのためには、一つだけ心がけたいことがあります。
できることをきちんとやる。仕事でも何かの勉強でも、とにかくその日にできることをきちんとやり遂げることです。
予定どおりにいかないときに自分を責めたり、できなかったことを悔やんだりしても前に進めません。とにかくできることをやり遂げ、その日の自分の成長を考えましょう。
そうすれば、毎日、その日にきちんとできた分だけ自分が成長したことになります。
三歩進んで二歩下がっても、一歩進んだことは間違いないのです。
そういった楽天的な受け止め方のほうが、自分の成長を信じるときは有効になってきます。
一日一日、成長していく自分に気づくことは大きな喜びです。その喜びを放棄してしまえば、幸福感はさらに遠のいてしまいます。
不幸な人のほとんどは、じつは自分から幸福感を手放しているのです。