我が家の長女の「カレシ」がこんな本を持ってきた。
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「ダース・ヴェイダーとルーク(4才) 」
こういう本は、純粋な我が家では決してお目にかかれないものだ。
いいことだ。新しい感性(血)が入ってくるということは。
で、その「ダース・ヴェイダーとルーク(4才) 」なのだが、これが案外(ある意味、当然?)面白い!
『もしも、ダース・ヴェイダーが子育てに積極的だったなら・・・・・・・』
シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーは、反乱同盟軍の英雄たちと戦うべく、銀河帝国軍を率いる。
だが、そのまえに、まず4歳の息子、ルーク・スカイウォーカーと 遊んでやる必要がある・・・
この本に描かれているのは、ごくありふれた父と子の日常だ(ただ、その父と子が問題なんだけれどね。)
パパに構ってもらいたい一心で、質問攻めにしたり、わざと言うことを聞かなかったりと、まだまだ甘えたい盛りの少年、ルーク。
そんな息子に振り回され、やや育児疲れ気味ながらも、周囲には親馬鹿ぶりを披露する子煩悩な父親、ダース・ヴェイダ。
銀河を巻き込む壮大な戦争とはかけ離れた、ささやかで幸せな世界。
それでも二人は、シスの暗黒卿と、ジェダイの勇者なのだ。
我々は、この父子を待ち受ける結末を知っている。
一緒に来いと誘う父親に、なんで?と少年は首を傾げる。
なんで一緒に行かなきゃいけないの。
なんでお父さんはジェダイなのにジェダイじゃないの。
なんでお父さんは、僕のお父さんなの。
そうする以外に道はないからだよ。
そうしなければ死んでいたからだよ。
手を離したら、生き残るのは、どちらかひとりだからね。
「パパ大好き」
最後のページ、幸せそうなふたりの姿にどうしても涙ぐんでしまう。
世界一有名な父子に、こんな可能性を与えてくれた作者に感謝したい。
それと純粋培養の我が家に持ち込んだ長女の「カレシ」に感謝した。
そして、こういう無茶苦茶、独創的でオリジナルな発想を見ると「負けた!」とつい思ってしまう自分にも感謝したい(なんで?)
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